他のRTX 40 SUPERとは異なる傾向のRTX 4080 SUPER
「GeForce RTX 40 SUPER」シリーズは、SUPERの付かないモデルの強化版という位置付け。例えば、RTX 4070 SUPERはRTX 4070に対してCUDAコア数が約20%も増加して性能もそれに準じて大きく向上したが、そのぶん価格も高くなった。しかし、RTX 4080 SUPERの事情はちょっと異なっている。スペックは以下の表にまとめたので確認してほしい。

RTX 4080に対して、CUDAコア数が9,728基から10,240基と約5%の増加、ブーストクロックが2,510MHzから2,550MHzと微増。2次キャッシュ量は64MBと据え置き、ビデオメモリ量やメモリバス幅、カード電力も同じとほかのSUPERに比べてスペックの差が非常に小さいのだ。性能にあまり変わりがないのはベンチマーク前から想像に難くない。

“SUPER”ということで、上位モデルであるRTX 4090にどこまで近づけるか期待した人もいるかもしれないが、残念ながらその差は全然縮まっていない。スペック表を見ても、RTX 4090は圧倒的に突き抜けた存在であることにまだまだ変わりはないというところだ。

だから、というワケではないだろうが大きく変わったのは価格だ。NVIDIAのメーカー希望小売価格として、RTX 4080は1,199ドルだったが、RTX 4080 SUPERは999ドルと200ドルもの大幅な値下げが行われている。日本円だとRTX 4080は初出時219,800円からに設定されていたので、今回投入されるRTX 4080 SUPERの162,800円という価格はかなりの値下がりといってよい。

現在市場に出ているRTX 4080は18万から22万円が中心だ。実際発売される各メーカーの価格は原稿執筆時点では不明だが、1~2万円は安くなると予想する。RTX 4080の販売は終息するという情報もあるので、順次置き換わっていくだろう。
~略

RTX 4080 SUPERは、RTX 4080に対してCUDAコア数が微増というスペックの差が小さいこともあってフレームレートは1~2%ほどしか変わらないケースがほとんど。しかし、価格は下がるとみられるので、“お買い得になったRTX 4080”と言える。SUPER感はないのが残念だが、4K&高画質でバリバリ遊べるGPUがちょっとでも買いやすくなったのは歓迎すべきことだろう。
https://news.mynavi.jp/article/20240131-2874164/

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