さらにゼレンスキー大統領は「今回の刷新で次のような変化がウクライナ軍に起こる」と予想している。

1.ウクライナ軍は現実的かつ詳細な2024年の計画を提示しなければならない。これは実際の戦場状況と見通しを考慮したものでなければならない。

2.最前線で戦う各旅団は効果的な西側製兵器を受け取る必要があり、この配分は最前線で戦う旅団が優先されなければならない。

3.物流の問題を解決する必要がある。アウディーイウカで戦う指揮官達は将軍達が「どの倉庫にドローンが隠されているのか」を突き止めるのを待ってはいけない。

4.全ての将軍は前線の状況を知る必要がある。前線の状況を知らない者は国家のために働くことはできない。

5.中央の人員過剰は調整されなければならない。

6.効果的なローテーションを確立しなければならない。既に一部の旅団や国境警備隊に導入されているローテーション・システムの経験を活用することができる。部隊のローテーションは必要不可欠だ。

7.訓練された兵士だけが最前線で戦うことができる。

8.軍には無人システム軍が創設される。

9.シルシキー総司令官は数日以内にウクライナ軍再編に向けたチームを編成する

もしゼレンスキー大統領の言う通りなら「ウクライナ軍の問題は非効率な組織再編によって解決する」という意味だが、こればっかりは戦場で結果が出てみないと何ともいえない。

https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/reason-for-dismissal-of-commander-in-chief-zarzhini-to-review-last-years-tactics-that-failed-to-produce-results/