東海3県の“本音と建前”についても調べてみた。名古屋の人の“本音と建前”では実は、京都人と名古屋人の気質が似ている、という説がある。

著書をはじめ、メディア出演多数の“名古屋通”で、名古屋文化研究家の川合登志和(かわい としかず)さんに話を聞いた。

名古屋文化研究家の川合登志和さん:
名古屋も表と裏、本音と建前というのは結構ある地域だと思います。一言で言えば自虐文化ですよね。昭和の頃は大いなる田舎と言われたり、「ひょっとしてちょっと馬鹿にされているのかな」という警戒心が常にあると思うんですよ。その反動で「名古屋の観光、良い所いっぱいあるよ」と言いたいんだけど、いざ他所の人が来たときに「思ったより大したことなかったよ」と言われたくないという。だからあらかじめハードルを下げて下げて下げて

名古屋は自虐を建前とし、京都はよく見せて実は違う「いけず文化」。相容れないように思える2つの共通点があるという。

名古屋文化研究家の川合登志和さん:
本音を言わないっていう点では一緒なんじゃないかなと思いますね。言葉を真に受けてはいけないと思います

「真に受けてはいけない」というのは「あくまでも自虐であって他虐は許せない」と説明している。

https://news.yahoo.co.jp/articles/0ff05231f704ccdb7530975bbe7f1e7d1533a650