イランの報復攻撃、間近か 米大統領「やめろ」と警告

【ワシントン、エルサレム共同】バイデン米大統領は12日、イランによるイスラエル攻撃が「すぐにでもあり得る」と述べた。「やめろ」とイランを警告し「米国はイスラエルの防衛を支援する」と強調した。イランは在シリアのイラン大使館がイスラエルに攻撃されたと主張し、報復を宣言しており、緊張が高まっている。

イスラエル軍はイランから攻撃を受けた場合の反撃計画を承認している。パレスチナ自治区ガザでイスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘が続く中、イランが実際に報復に踏み切れば、中東情勢の混迷に拍車がかかることになる。

イスラエルのハレビ軍参謀総長は記者会見で「防衛の準備はできている」と述べた。ガラント国防相は声明で「敵はイスラエルと米国の仲を裂こうとしているが、絆は逆に強くなっている」とイランをけん制した。

米ニュースサイト、アクシオスによると、イランは米国が反撃に関与すれば中東に駐留する米軍が攻撃を受けると訴えている。米国にも大使館攻撃の責任があるとの考えをアラブ諸国に伝えたという。

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