武道の達人100人が工藤会から市民を守る 福岡県警の保護対策
2021/11/20 09:00

 全国唯一の特定危険指定暴力団「工藤会」(北九州市)の壊滅を目指す「頂上作戦」で、福岡県警が取り締まりとともに力を入れてきたのが、暴力団の襲撃から市民を守る「保護対策」だ。
8月に死刑判決を言い渡された工藤会トップで総裁の野村悟被告(75)が裁判長を威圧するような発言をしたことで、その存在感は高まっている。

 保護対策を担うのは、県警組織犯罪対策課の「保護対策室」だ。武道などにたけた約100人で構成。
県警は詳細な配置や活動内容を明らかにしていないが、情報提供者や被害者、元組員などの保護対象者に全地球測位システム(GPS)付きの通報装置を渡すなどして24時間態勢で警戒を続けている。

(以下略)

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2015年11月に初めて公開された福岡県警保護対策室の訓練の様子=北九州市小倉北区の県警グラウンドで

https://mainichi.jp/articles/20211119/k00/00m/040/360000c