労働人口の減少と連動して、人材獲得競争が始まっています。各社が優秀な人材を求めており、採用の難易度は少しずつ増しています。そうした中、注目を集めているのが「リファラル採用」です。リファラル採用とは、従業員が自分の知人・友人を会社に紹介する採用手法を指します。

 紹介された知人・友人に対して適正な選考を行う点が、親族などからの紹介で入社を確定する「コネ入社」と異なる点です。企業はリファラル採用を通じて、労働市場に求職者として出てこない人材を獲得することができます(※1) 。そのため、海外では主要な採用手法の一つになっています。

国内でも導入広がる

 近年は日本でもリファラル採用は広がりを見せており、筆者はMyRefer社とリファラル採用に関する共同研究に取り組んでいます。本稿では、共同研究を通じて収集・整理した、リファラル採用の学術研究をもとに、リファラル採用の「効果」について解説します。


https://news.yahoo.co.jp/articles/bf0288084551a253a5a0ebe06e8b009322650fd6