京都府内各地のイチョウの木が見頃を迎えている。京都地方気象台は26日、二条城(京都市中京区)内の標本木で、
イチョウの葉の大部分が黄色に変わる「黄葉」を観測したと発表。
二条城では、黄金に輝くイチョウを写真に収める人たちの姿がみられた。

26日午前9時すぎ、気象台の職員が標本木を目視し、ほとんどの葉が黄に変わっているのを確認した。
平年(11月24日)より2日、昨年より6日遅い。愛知県一宮市から訪れた松野伝志(つたし)さん(70)は「約30年前に二条城で見た
イチョウが忘れられず、再訪した。あの時と同じ見事な色で、懐かしさがこみあげてきた」と話していた。

気象台によると、府内は冬型の気圧配置の影響で27、28日には日中の気温も上がらず、12月上旬並みに冷え込みが強まる。
27日は山地で雪が降る可能性があるという。

https://www.sankei.com/article/20211126-ZGH227HKABJ53HVZAKODKCQR4M/