自衛隊がいまだに突撃訓練をやめられない「日本人ならでは」の理由
https://president.jp/articles/-/38601?page=1
日露戦争以来の突撃の伝統……陣地攻撃訓練の中身
普通科部隊は、地雷原の近くに到達したところで、銃剣を銃に取り付けます。これを「着剣ちゃっけん」といいます。
「突撃支援射撃」の最終弾落下の時間になると、そのタイミングが無線で連絡されます。連絡を受けた小隊長は、「突撃にーー」と小隊へ指示を出し、最終弾落下とともに「進めーー」と号令をかけます。
それを受けた隊員たちは、施設部隊によって地雷原の中に作られた安全な空間を1列縦隊で全速力で走り抜けなければなりません。
ここまで読んで、読者の頭にもいろいろと疑問が浮かんだことだろうと思います。「これではかなりの損害が発生して当然ではないか」と。しかし、これらは自衛隊の「教範」に書かれている通りのことで、参考とされているのは、日露戦争から太平洋戦争まで行われてきたことです。それをいまだに頑なに守っているのです。