日大水泳部が27日、東京都目黒区の屋外プールで練習を一般公開した。3年の池江璃花子(ルネサンス)は、白血病から復帰し、東京五輪にも出た1年を、「波乱万丈。いい経験も悔しい思いもたくさんした。目まぐるしい変化があった」と振り返った。
チームメートに練習方法を教える東京五輪代表の池江璃花子(中央)(27日)=須藤菜々子撮影

 最も思い出すレースは、8位に終わって泣いた東京五輪女子メドレーリレー決勝。「自分が(対等に)戦えない悔しさを経験し、もっと強くなりたいと改めて思わせてくれた」という。来年の世界選手権、アジア大会に向け、「復帰後は悔し涙ばかり。もっといい結果で涙を流さず終えられたら」と語った。

 この日は2時間で約4000メートルを泳ぎ、新女子主将として、「皆の意見を聞きながら理想のチームにしていきたい」と話した。

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