イギリス、ドイツでもオミクロン株感染 マスク義務化など規制強化

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 英政府は27日、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の感染者2人が国内で確認された、と明らかにした。

これを受け、政府は公共交通機関でのマスク着用の義務化などの規制強化を決めた。海外からの全渡航者にはPCR検査で陰性が出るまでの自主隔離が義務づけられる。

 感染者2人はアフリカ南部への渡航と何らかの関連があるといい、2人とその全同居人は自主隔離に入った。2人との濃厚接触者の追跡調査も行われている。

 ジョンソン首相は会見で「オミクロンは非常に急速に広がり、ワクチンを2度接種した人の間でも感染する可能性があることが判明した。

広範囲な変異が起きて従来のウイルスとは大きく異なっているため、時間の経過とともにワクチンの効果が、少なくとも部分的に低下する可能性がある」と警戒心をあらわにした。

 英国では7月、人口の8割超を占めるイングランドでロックダウンの法的規制をほぼ解除した。

以降1日の新規感染が3万〜5万人と高止まりする中でも規制復活に慎重だったが、新たな変異株の拡大が国内でも確認されたことで規制の強化を決めた。