芸能界にも影響!“インフルエンサー摘発”背景に締め付け強化か…習近平政権の思惑とは?

当局による、さまざまな規制が日常茶飯事となっている中国。
そんな中国では、規制がさらに増加しエンタメ業界を締め付けている現状が分かってきました。なぜ習近平政権はそこまで厳しくするのか…そのワケをめざまし8が調査しました。
インフルエンサーが脱税で摘発…数カ月前から活発化していたある“動き”
中国でネット通販などの有名インフルエンサー、朱 宸慧(しゅ しんけい)さんと林 珊珊(りん さんさん)さん。

当局によると2人は、複数の会社を設立し、自分で得た所得を企業収入に見せかけて個人の所得税を脱税したというのです。

中国当局は、2人に対し罰金などの名目であわせて9300万元以上、日本円にしておよそ16億8000万円の支払いを命じました。
実は中国では数カ月前からある動きが活発化していました。
それは「習近平政権のエンタメ締め付け」です。中国の習近平国家主席は、社会的影響が強い人物の締め付けを強めており、今回の摘発もその一環の可能性があります。

それぞれ1000万人規模のフォロワーを持つ2人。中でも、朱さんの2020年のライブ販売の総売上げは、1180億円にも上るというのです。
一方ロイター通信によると、11月23日、中国当局はインターネット上の芸能人情報に対する規制を強化すると発表しました。
この規制には、プロフィールの掲載やネット広告への出稿が規制対象に含まれるといいます。
また、中性的な外見の男性アイドルを問題視して「いびつな美意識」の助長を禁止するなど国民の美意識にまで統制が及んでいるといいます。

https://www.fnn.jp/articles/-/275167?display=full