サンバ踊って交通安全 横断歩道で手のひら見せて 園児ら

白見はる菜

2021/11/28 10:00
交通安全サンバを踊る園児ら=2021年11月27日、京都市下京区の西七条保育園、白見はる菜撮影
交通安全サンバを踊る園児ら=2021年11月27日、京都市下京区の西七条保育園、白見はる菜撮影

 手のひらと視線を車の運転手に向ける「合図」によって、横断歩道を安全に渡れるようにするため、京都市下京区の西七条保育園の年長クラスの園児約40人が27日、京都府警オリジナルの「交通安全サンバ」を踊った。

 手のひらを見せる振り付けが特徴。踊っているうちに自然と、安全な渡り方を学べるという。園児は9月から練習してきた。この日は府警音楽隊の演奏に合わせ、手のひらを見せてくるりと回ったり、「オーレ!」と叫んだりした。

 今年4月に国家公安委員会が「交通の方法に関する教則」を改正し、「手上げ横断」が43年ぶりに復活した。これを受けて府警は今秋から、手を上げるだけでなく、運転手の目を見て手のひらで「合図」する独自の渡り方を提唱している。「手を上げれば安全確認をしなくていい」という誤解を防ぐためだ。

https://www.asahi.com/sp/articles/ASPCW6RLXPCWPLZB009.html