近年、南京大虐殺や従軍慰安婦など、大日本帝国時代の事象について、その存在自体を否定したり、もしくは正当化したりするような言説が出版界や言論界で横行している。
戦史・紛争史研究家の山崎雅弘さん(52)の近著、『歴史戦と思想戦−−歴史問題の読み解き方』は、こうした歴史修正主義のごまかしを豊富な具体例で明らかにした好著だ。

https://mainichi.jp/articles/20190627/dde/014/040/018000c