この連行の際に、入管職員らはジャヤンタさんを車椅子から無理やり引きずり下ろしたのだが、その際にジャヤンタさんの片足が車椅子の金具に挟まってしまった。
入管職員らは、金具を外そうとする間、ジャヤンタさんの頭と両腕をそれぞれ一人ずつ職員が、力いっぱいに床に押しつけた。
特に頭を抑えていた職員は、ジャヤンタさんの頭の上に乗るようなかたちで、のしかかった上、何度も首を締めてきたのだという。

 また、腕を押さえつけていた職員の肘がぶつかり、ジャヤンタさんの右目はまぶたが開かなくなる程、酷く腫れ上がった。
車椅子の金具に挟まってしまったジャヤンタさんの足はうっ血し、途中から現場に来た入管内の医師が「道具を使って、車椅子を壊して。早く外さないと、足を切断しないといけなくなる」と職員らに注意する程だったという。

だが、入管職員らは結局、力づくでジャヤンタさんの足を車椅子から引き抜いたのだった。
そのため、ジャヤンタさんは足を痛め、現在も痛みのために自由に動かすことができないのだという。この暴行は1時間半にも及んだ。

入管職員の「制圧」の様子を描いた絵
https://i.imgur.com/BzwH6J0.jpg

車椅子の病人に集団暴行、1時間半―入管「コメントは差し控える」
https://news.yahoo.co.jp/byline/shivarei/20211129-00270226