N.O.M 自分たちの世代との違いなどは感じましたか?

山上 …コミュニケーションが取れない。ネットや携帯が発達して、メールやチャット、BBSでは言える。でも、目と目を合わせて自分の気持ちや考えを伝える、わかってもらうということができない。山上さんそれで、グループ内で意見が衝突した時にものすごく苦しい思いをするんです…

N.O.M そういう場合はどうアドバイスされるんでしょう?

山上 「(渋谷)センター街に行って、100人ナンパしてこい!」と(笑)。あの辺のお姉ちゃんの気を引けるぐらいなら、グループ内で意志を伝えたり、短時間のプレゼンで相手の気持ちを捉えることなんて簡単だということで。極端な例えですが、ナンパって一瞬の勝負じゃないですか。
2、3秒で相手の気を引かないといけないでしょう。だから行ってこいと言うんですが、「できませんよ〜」って(笑)。


N.O.M 面接ではどういうことを主眼に選定されたんでしょう。

中田さん中田 やはり偏りすぎていない人です。もちろん、知識がなさすぎる人も無理なのですが。現場はチームプレイなので、自分の考えややり方に妙なこだわりを持っている人は、入ってもやっていけないんです。
なによりもまず協調性ですね。面接官は4名いたんですが、光るものを持ってるなと感じる子には、ほかの面接官も同じようなことを感じ取っているんです。

山上 我が強いとやっていけないんですよね。「人の話を聞けよ!」と言いたくなる場面も多々ありましたが(笑)。
自分のことばかり押し出しても、いいものはできません。講師や仲間など、他人の意見に耳を傾ける度量がないと、集団のなかで続けるのは難しいんです。

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