ホームレス同然から“マネーの虎”へ、物も人も「捨てられない」堀之内九一郎の人生観

総合リサイクルショップの経営で大成功を収め、人気番組『¥マネーの虎』の名物社長として一躍有名に!何度も倒産を経験しながら不屈の精神で這い上がった波瀾万丈な過去を持つ社長は、コロナ禍でも新たな挑戦と中古業界の改革に燃えていた。元妻との息子、元恋人やその夫とも良好な関係を続ける、物も人も「捨てられない」独特の人生観とは―。

『¥マネーの虎』は、'01年10月から番組が始まった。

 自分が、安易にカネを手にしても成功しないということを身をもって経験しているからだろう、厳しい意見を言うことが多かった。また登場回数は“虎”の中でいちばん多かったが、出資金額が少なかったことでも知られる。

「番組で出資を勝ち取れなかった人でも、なんとかしてその事業を成功させている人もたくさんいるからです」

 番組では気に入らないことが1つあった。“虎”同士のバトルである。

「『あなたの考えは間違っている』とか私に面と向かって言う。あれをやられると、会社の看板に傷がつくし、従業員も『うちの社長、大丈夫かな』と動揺しますよ。だからやめようと言ったんです」

 番組の効果は絶大で、全国各地から講演の依頼が舞い込む。商工会議所、青年会議所、学校、婦人会などで1800回もしゃべった。

https://news.yahoo.co.jp/articles/6205008b40b94894b108504352067b03b012dd66?page=1