「だらだら飲みたいとは思わない」 コロナが変えた忘・新年会

12/4(土) 17:29配信

https://news.yahoo.co.jp/articles/0691043345484b033152792d639d84b46870adbc

 新型コロナウイルス下で2回目となる忘年会・新年会シーズンを迎えた。

感染状況が落ち着きを見せる中、繁華街にはにぎわいが戻りつつある。

ただ、企業などの職場ごとの忘年会は減少。変異株「オミクロン株」の出現で「第6波」への懸念も高まっており、飲み会は少人数・短時間という流れは変わっていない。


 東京商工リサーチが10月に全国の8174社に実施した調査では、7割が忘・新年会を開催しないと回答した。

東京商工リサーチ福岡支社の高岩悟郎・情報部リーダーは「大企業は特に『人数4人以内』『2次会はやめるように』といったルールが徹底されている。

福岡のタクシー会社に聞いても『中洲の客も少なく客の帰りも早い』と話していた。変異株も見つかり、この状況はしばらく続くだろう」と分析する。

 酒文化研究所(東京)の狩野卓也社長は「コロナで会社側も積極的に飲み会を開く理由はなくなり、元々若い人に好まれない組織単位の飲み会の減少に拍車はかかるだろう。

ただ気の置けない仲間だけの飲み会では新たな発見もない。

コロナ禍で酒の飲み方は変わるだろうが、リモートワークが進み組織内の意思疎通が難しくなるなか、コロナが収束すれば組織単位の飲み会の役割も再評価されるかもしれない」と話した。