【移民大国】ブラジルから米国への移住者が急増 1000万件もの求人 ドルはレアルに対し50%超上昇 毎月3億−4億ドルを母国へ送金 [402632465]
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米移住で「町は空っぽ」、コロナや通貨安でブラジル空洞化
https://jp.reuters.com/article/usa-immigration-brazil-idJPKBN2II08O
涙ながらの別離の末、アナ・パウラ・ソウザさん(23)は夫と幼い息子と共に米国へと旅立った。
ソウザさん一家の他にも、ブラジル南東部の小さな町アルパーカタを離れた家族は数百世帯に上る。
同国ミナスジェライス州の丘陵に抱かれたアルパーカタは、何十年も前から住民を北米大陸へと送り出している。だが、住民らがパンデミックに伴う失業や通貨レアル安による負担増、2桁台のインフレに苦しむ中で、オクラ栽培を主力産業とする地域は、しだいに集団脱出の様相を呈するようになった。
地元当局のデータによれば、人口約7500人のアルパーカタでは、今年すでに数百世帯が子どもを退学させ、米国行きの旅費を捻出するため家財道具を売り払ったという。
町内のパン屋は人手不足に悩まされ、市職員まで離職しつつある。地元のサッカーチームも選手がそろわない。
「アルパーカタは空っぽになりつつある」とソウザさんは語る。「誰も彼もが出ていく」
彼女は現在、米フロリダ州オーランドで暮らしている。建設労働者として働く夫の収入を補い、密入国あっせん業者と契約したときの借金1万5千ドル(約171万円)を返済するため、ケーキを焼いて家計の足しにしている。
<片道切符の米国移住>
アルパーカタやその他近隣の町からの大量脱出は、パンデミックの影響がなおも続いていることを物語っている。
ブラジルでは米国に次ぐ60万人以上の命がパンデミックで失われた。
この現象の背景には、今年、ラテンアメリカから米国に向かう移民が急増した状況も見て取れる。
格差が大きく、暴力事件が多発しガバナンスの弱いラテンアメリカ地域では、新型コロナウイルスによる打撃も過酷なものとなった。
米税関国境警備局(CBP)のデータでは、2021年度中に米国国境で拘束された不法入国者のうち、ブラジル国籍は第6位にランクされている。
過去最高の5万6735人が入国を阻止され、バイデン米大統領に対して流入阻止に向けた措置を求める圧力はいっそう強まった。
だが、移民流入の阻止は簡単ではないだろう。好調な米国の労働市場と、移民によるブラジルへの送金額を膨らませるドル高には、抵抗しがたい魅力がある。
これまでの移民の波は、短期間で母国に戻る貧しい若年男性が中心だったが、今回は違う。
当局者や研究者、警察がロイターに語ったところでは、ブラジルにとって欠員の補充が困難なホワイトカラー労働者が米国に向かっているという。
看護師、エンジニア、さらには安定雇用である地方公務員までがブラジルを離れており、多くが帰国を予定していない。
移住者の多くは家族を伴っており、米国の亡命者庇護政策を当てにしている。
ブラジルを含む一部の国の出身者は、亡命申請の処理が完了するまでは米国に在留することが認められており、その法的プロセスには何年もかかる場合があるからだ。
影響はアルパーカタの公立学校にも現れている。この町のルセリア・ピメンテル教育長は、926人の生徒のうち今年すでに1割が町を離れたと話す。今も退学する生徒が相次いでいると同氏は言う。
こうした家族の多くは、最終的にフロリダ州かマサチューセッツ州のブラジル人移民コミュニティに流れ込み、米国内では過去最高に近い1040万人もの求人のどれかを射止めている。
「米国人は働くのが好きではないのか、移民には多くの働き口がある」。最近オーランドに移住したソウザさんは語る。
<移民流入側の米国も懸念>
米連邦政府の当局者も気を揉む。
ブラジルからの移民の大半はメキシコ経由で米国に到着する。メキシコなら、観光客としてビザ無しで入国できるからだ。
米・メキシコ国境の都市までのフライトを確保して、それから米当局に出頭して亡命申請を行う者もいる。
ロイターが先月報じたように、国境への経路を封鎖するため、米国はメキシコに対しブラジル人へのビザ免除を廃止するよう圧力をかけている。
11月26日、メキシコは米国の要求通りの行動に出た。12月半ばをめどに、メキシコに入国するすべてのブラジル国籍者に対しビザの取得を義務づけると発表したのだ。
陸路・海路で到着するブラジル人は従来通りのビザを取得する必要があり、ブラジル国内のメキシコ領事館を訪れなければならない。だが空路での入国者は、いわゆる「電子ビザ」をオンラインで申請できる。
こうした措置は、他国の移民希望者を抑制するには効果的だった。
メキシコがエクアドルからの入国者にビザ取得を義務づけるようになった9月以降、米国の南部国境で拘束されるエクアドル人の数は急減している。
だがロイターの取材に応じた米当局者1人、ブラジル当局者4人は、ブラジル経済の不安定さを考えれば、ブラジル国民が北をめざす動きは続く可能性が高いと話す。
<移民が稼いだドルが送金される町>
とはいえ、移民を送り出す中心地は今のところはミナスジェライス州だ。ゴベルナドール・バラダレス市のアンドレ・メルロ市長は、この地域のほぼすべての住民について、フロリダ州ボカラトンかマサチューセッツ州ボストンに親戚がいると語る。
移民が稼いで送金してくる「ドル」にちなんで、住民は自分たちの町を「バラ『ドル』アレス」と呼ぶほどだ。
ドル高は移民にとって魅力だ。
右派のボルソナロ大統領が就任した2018年末以降、ドルはレアルに対し50%超上昇している。
ボルソナロ政権下で米国への移民は急増し、同大統領の就任以降、米国南部国境で拘束されたブラジル人の数は3500%以上も増加した。
ブラジル中央銀行のデータによれば、在外ブラジル人は、現在毎月3億−4億ドルを母国へ送金している。
メルロ市長は、他国からの送金を歓迎してはいるが、市では現在エンジニアや医療従事者が不足していると話す。
アルパーカタのある中学校では、用務員のエグナルダ・オリベイラさんが北に向かう旅路の支度に励んでいる。
10代の息子を持つシングルマザーのオリベイラさんは、夫と両親を失った上にインフレが急激に進んだこともあって、家計のやりくりが苦しくなったという。
母子は先日、生まれて初めてパスポートを取得した。16歳のルーカスくんは喜んだ。これまで多くの友人が旅立つのを見送ってきたからだ。
「できることなら、明日にでも出発したいくらいだ」とオリベイラさんは言う。
俺たちも渡米して金稼ごうぜ hay naku pero meron pumili ng mo na tama ba バイデンがトランプの移民政策またやりだすって言ってるからどうなるかね >>1
密入国しなきゃ入れないのか
しかも171万円もかかるのか 通貨安になると国内の産業が復活するんじゃなかったのかよ こういうの聞くと発展途上国の人間の行動力は見習いたいと思う時もあるな
日本人もアメリカに亡命するルートとかないんだろうか >>10
あれは国境から無理矢理不法で移民しようとしてくるやつ対象だからな
正規な窓口から入ってくるなら問題ない
そして今アメリカは人手不足になってるからますます移民が必要になってる ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています