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エル上田(エル・カブキ)@el_ueda
お笑いをスポーツのように応援し、敵であるはずの同業者が勝ち抜いた人を祝福。
勝った人も負けた人も泣く。「熱さ」を見せることで熱狂の渦を利用したり、
一時的に「わざと」同じ世界に入ってトランス状態になる。毎年夏に恒例となったこの一連の流れ。
そろそろ少しは「疑念」を持たないとシャレが、シャレじゃなくなる日が来そう。

元々見世物として虐げられてきた芸人がカッコいい存在になって、スポーツじゃん!と新しい見方を提供されてからだいぶ経った。
そのときは画期的で新しい価値観で、それ自体が新鮮な「面白」だった。

TwitterやSNSで毎年この「熱狂」に入り込むことが恒例の「儀式」みたいになって、
感覚的に「気持ち悪さ」を覚えてても、それを言うと頭おかしいと引かれたり、
言い訳に思われるから、勝ち抜いた同業者にも「悔しさ」を押し隠して表面上祝福してるのかもしれないし、
「もうそういう時代じゃない」のかもしれないけど、だんだんどっちが本当の自分か分からなくなってる人が出てきてそう。

僕は12年ぶり初戦敗退させていただいたので、久しぶりにだいぶ早い段階から「外」の人になった。
(元々中に入れてないくらいの自覚はあるゾッ!)
ただ「今年の優勝候補!」と歴代優勝者に前口上で紹介されて深夜番組に出て、
4年後に初戦敗退する。という経験をした数少ない一人だと思うので、僕くらいは書いておきます。

「逆張り野郎」と思われるかもしれないけど、昨日のトークライブでも出たオタク論にも通じる話。
「オタク」は現在市民権を得たし、元々オタクが気持ち悪がられてた時代は逆に応援してたけど、
今みたいに大手を振って公言してる状態は本当に心地いいのかという話。

風潮を利用するために「目をつぶってる」人がいるとしたら、目つぶってるふりしてる間にお前本当に色々視えなくなっちゃうよ。
0か10じゃなくて、6とか8とかもっと間でフワフワ漂ってる感じでもいいじゃん。みたいな。

https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2021/12/06/kiji/20211206s00041000279000c.html