岸田総理大臣は、災害など緊急事態への対応に万全を期すため、現在住んでいる東京・赤坂の議員宿舎を退去し、今週末に総理大臣公邸に入居することになりました。

岸田総理大臣は、総理大臣に就任したあとも、国会近くの東京・赤坂にある衆議院の議員宿舎に住み続けていますが、休日などに、総理大臣秘書官や関係省庁の幹部らとの打ち合わせで総理大臣官邸に隣接する公邸を利用するなどして、入居するかどうか検討してきました。

その結果、
▽災害など緊急事態への対応に万全を期すとともに、
▽議員宿舎との送迎にかかる警備の負担を軽減することなども理由に、
議員宿舎を退去し、今週末に公邸に入居することになりました。

総理大臣公邸をめぐっては、かつての小泉総理大臣や福田総理大臣らが入居する一方、第2次内閣以降の安倍総理大臣や菅総理大臣は公邸に入居せず、自宅や議員宿舎から官邸に通っていて、野党側は、緊急事態への対応に時間がかかるなどと批判していました。

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