テスラに対し米証取委が調査入り。太陽光パネル安全性に関する内部告発受け
安全性の問題を提起した従業員は解雇されています
Munenori Taniguchi
Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2時間前 in solar power
AP Photo/ Dennis M. Rivera Pichardo
AP Photo/ Dennis M. Rivera Pichardo

米証券取引委員会(SEC)は、イーロン・マスク率いるEVメーカー、テスラが数年間にわたって太陽光発電パネルの欠陥による火災の危険性があることを、消費者や株主に開示していなかったとの内部告発を受け、調査を開始しました。

SECが調査に入るとの報道が出た月曜日、テスラの株価は6.4%の下落を記録。11月4日に付けた、ここ最近の最高値からは20%以上も値を下げました。

Reutersは、今回の告発は元テスラ太陽電池部門の品質管理担当者スティーブン・ヘンクス氏が米国の情報公開法(Freedom of Information Act:FOIA)に基づいての要請に応じて行われたと伝えています。ヘンクス氏は2018年に太陽光パネルや電線のコネクタ部品に火災を起こす可能性があることを社内で問題提起しました。ところがテスラはこれを無視したため、ヘンクス氏は2019年にSECに内部告発を行いました。その結果、テスラは報復として2020年にヘンクス氏を解雇したと訴えられています。

https://japanese.engadget.com/sec-investigating-tesla-solar-panels-080056867.html