https://youtu.be/GEjN8kvkUGE

東京国際日本語学院(東京都新宿区)の講師は2020年1月に授業の合間に、精神疾患を抱える留学生に対して、日本の病院に通うのは迷惑、病気なら国へ帰れ、という趣旨の発言を行いました。(以下、生徒が録音した音声から引用)

「やっぱり日本人の基本の意見としては、あなたが何人でも関係ない。病気だったら国に帰りなさい。これは誰しもが言う意見です…〔中略〕それ(医療)を狙ってきてる悪い人がいっぱいいる中であなただけそういう意見はないって言ってもそれは…」

「最近では、外国人が留学ビザをとって、日本で医療申請を受けるっていうのが社会問題になっているの」

「それだったら日本に来たって独立してないとことか、むしろ日本のお金、税金を吸い取ってってるじゃない。それに対してはなんとも思わないわけ?」

通報者が自身が通院することが必要だということを説明しているのに、講師はそれを全否定しています。そして全く関係ない「外国人への医療が日本の税金を吸い取ってる」という偏見を持ちだし、一方的にハラスメントを行っています。

障がいを理由に生徒の学ぶ権利を否定し、外国人だからといい医療を受けるために国に帰れと促すのは明確な障がい者差別、外国人差別です。生徒を指導する立場にある講師がこのような発言を行っているなど言語道断です。

生徒を差別で追い込んでいった結果、生徒の精神状態が悪化し、自殺などにつながった場合、一体どうやって責任をとるつもりなのでしょうか。



教育機関である以上、学校はまず生徒を差別やハラスメントから守るべきです。

それゆえ、私たちは東京国際日本語学院に対し、以下のことを求めます。

o 差別発言を行った講師を解雇し、他にもこのような差別事例がないかについて内部調査を行うこと。
o このようなことが二度と起こらないように、内部で差別禁止ルールを制定し、再発防止に努めること。