https://news.yahoo.co.jp/articles/a10fbe92651e0e39a331edf7e1d955d11227461b

8日に行われた女子チャンピオンズリーグ・グループA第5節チェルシー対ユヴェントス戦での出来事が話題を呼んでいる。
9日、イギリス紙『ガーディアン』が伝えた。

 同試合は87分から88分にかけて、一人の男が試合に乱入し、携帯を片手にピッチ上を闊歩。
試合が一時中断していた。
この状況で行動を起こしたのが、チェルシーのオーストラリア女子代表FWサム・カーだった。
カーは強烈なタックルをお見舞いして侵入者を吹っ飛ばすと、侵入者は地面に叩きつけられ、そのまま警備員に追われる形でピッチを後にした。

 スタンドの観客はカーの行為に沸き立ち、惜しみない拍手を送ったが、主審は同選手に対してイエローカードを提示している。
なお、試合はスコアレスドローに終わり、チェルシーは今季初の無得点となった。

ソーシャルメディア上でもカーへの賛辞が相次ぐ一方、チェルシーのエマ・ヘイズ監督は部外者のピッチ乱入を許したこと自体を問題視。
試合後、次のように語った。

「(侵入者は選手とセルフィーを撮るのに)なぜ試合終了まで待たなかったのか。その時にいくらでも写真を撮ることができたはずです。
真面目な話、私たちは選手の安全について考えなければなりません」