大阪市断念…10万円「現金一括」給付に“ハードル”

大阪市は断念しました。

 大阪市・松井一郎市長:「クーポンの方が良いと思う人、手を挙げて。おらんやん。誰もおらんのよ。皆に聞いてるのよ、色んな人に。全員、現金でした」
 記者会見でこう切り出したのは、大阪市の松井一郎市長です。
 松井市長はこれまで、今月27日に10万円をクーポンではなく、現金一括で給付をする考えを示していましたが、9日に事態は一転しました。
 木原誠二官房副長官:「どのような場合に、現金給付とすることができるか、地方自治体のご意見を伺いつつ、補正予算の成立後、速やかにお示ししたい」
 補正予算の成立後に示すとしていた現金給付の条件が、午後になって明らかになったのです。
 政府が示した条件は、「来年6月末までにクーポンの給付を開始できない見込みである場合に限る」というものでした。
 大阪市・松井一郎市長:「残念で仕方がないね。(12月)27日には、5万円しか届きません、市民の皆さんに。僕はこの年末に何とか10万円、届けたかった」
 松井市長は、一括での現金支給を断念する方針を示しました。

(「グッド!モーニング」2021年12月10日放送分より)

https://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/amp/000237928.html