<公の場で感情を表現することがはばかられる雰囲気のある日本。家族への愛情表現が当たり前のイラン人筆者には不思議に思える>

日本語には愛情表現が少ない。日本語がある程度理解できるようになってから私はずっとそう思っている。
最近改めてそう感じたきっかけは、秋篠宮家の長女・眞子さんと小室圭さんの結婚後の記者会見だった。会見で圭さんは「私は眞子さんを愛しております」と言った。
これはバッシングを受けるほど悪いことなのか? なぜ人が人を愛し、愛する表現をしてはいけないのか。眞子さんが皇室出身だからダメなのか。
それとも公の場で愛情表現をしてはいけないのか。私には理解し難い。

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あなたの思いが届くうちに、それを言葉にして届けなくてはならない。あなたの大事な人がいつでも、いつまでもあなたと一緒にいるわけではない、というのがこのコロナ禍の教訓であったのだから。

https://www.newsweekjapan.jp/tokyoeye/2021/12/post-92.php