積極的な発言目立つ安倍晋三“元”総理 高まる存在感、その真意・狙いとは?【報道1930】
11日 9時00分

自民党最大派閥“清和会”の会長となった安倍晋三元総理。このところ積極的に発言を続け、存在感を増している。番組では主な発言を取り上げた上で、その狙いを読み解いた。

■「派閥の会長になったからには、派閥を維持する力を持たなければいけない」

例えば派閥の会長になる前にも、地方での後援会で安倍氏はこう述べていた。

安倍晋三 元総理
「政府が発行する国債は日本銀行がほぼ全部買い取ってくれています。どうやって巨大な国債を買うと思います?“どっかからお金を借りてくる”のか“もってくる”のか、違います。それは紙とインクでお金を刷るんです。20円で1万円札が出来るんですから・・・」

そして11月、派閥会長となったときには、“強い経済なくして財政再建なし”を謳い、「今すぐ使えるいわゆる真水ベースで30兆円を超える予算編成を行う必要がある」と発言。

更に12月は外交の分野で「台湾有事、それは日本有事です。すなわち日米同盟の有事でもあります。軍事的冒険は経済的自殺への道でもある」との発言で物議を醸した。加えて北京五輪の外交的ボイコットについても「日本の意思を示すときは近づいている」と述べた。
こうした発言の狙いはどこにあるのか、3人のベテラン政治記者に聞いた。

https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4424404.html

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