インフル、異例の低水準 2季連続、コロナ対策奏功か―増加の感染症も、専門家警戒
2021年12月11日13時32分

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 インフルエンザの患者数が異例の低水準で推移している。
例年なら今の時期に流行入りしているが、今季は昨季と同様、報告数は全国的に極めて少ない。
手洗いやマスク着用などの新型コロナウイルス対策が奏功したとみられる。一方で増加傾向の感染症もあり、専門家は警戒を呼び掛ける。

 インフルエンザは例年、11〜12月に流行入りし、1〜2月にピークを迎える。
厚生労働省によると昨季(2020年9月〜21年2月ごろ)の推定患者は約1万4000人で、例年の1000万〜2000万人程度より大幅に少なかった。
19〜20年のシーズン(約728万5000人)比では、わずか約0.2%だった。

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