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やっぱりこういう誤った情報を流す人が出てくる。
バターは冷蔵、冷凍する事で保存は可能だが賞味期限が存在しコロナ禍で生じたバターや生クリームの在庫がメーカーに積み上がり廃棄する可能性が高まっている。それでも農家との契約上生乳の買取拒否はできずバターをフル回転で作り続けている。

バターなどの加工用に生乳が回る事で損失が生じるのは乳業メーカーでもホクレンなどの指定生産者団体でもなく生産者である酪農家。同じ品質の生乳でも飲用と加工用では単価が倍近く違いその差額を飲用での利益と補助金で埋め合わせている。それができないと酪農家との取り引き価格は下がりはじめる。

酪農家はホクレンなどの指定生産者団体以外との自由な取り引きが畜安法の改正により可能となったが、新たな取引先が必ず生乳をメーカーに卸せるか製品化できるかは不透明な部分が多い。
生乳の取引は嫌でも毎日生産されるという性質上、契約期間内の取引停止は法律で禁止されている。

全量出荷保証という恩恵と引き換えに酪農家も生乳単価を低く抑える事を要求される。この30年で増減を繰り返しつつも10%超程度しか上がっていない。

詳しい仕組みとデータはJミルクと農水省のHPに掲載されています。
興味のある方は是非参考にしていただきたい。
少なくとも特定の新規取引先を持ち上げ農協や指定団体が全ての元凶であるかのような偏向報道を繰り返し酪農家と関係者を苦しめているような番組に騙されなくなるはずです。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211211/k10013384611000.html