映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』にてダニエル・クレイグがジェームズ・ボンド役を卒業し、次にボンド役を務める俳優はいったい誰なのかに注目が集まっている。
プロデューサーであるバーバラ・ブロッコリは、次のボンドは女性ではないとしつつ、ノンバイナリーとして描かれる可能性もゼロではないことを示唆した。(フロントロウ編集部)
次のジェームズ・ボンドは誰?

 映画『007』は、1962年の第1作目『007は殺しの番号』以降、25作品にわたって主人公であるジェームズ・ボンド役の俳優を変えながら続いている人気スパイ映画シリーズ。
現在公開中の『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』は、ダニエル・クレイグが6代目ボンド役を務める最後の作品。


 現在は、次なるジェームズ・ボンド役が一体誰になるのかということに注目が集まっており、トム・ハーディやヘンリー・カヴィル、そしてもし選ばれれば初の黒人ボンドとなるイドリス・エルバやレゲ=ジャン・ペイジなどが候補に挙がる中、
一部からは、女性がボンドになる可能性もあるのではないかとウワサされていた。また、トム・ホランドやドウェイン・ジョンソンといった大物俳優が名乗りを上げ、ますます注目度が高まっている。

 そんななか、本シリーズのプロデューサーであるバーバラ・ブロッコリは、次のボンドは女性ではないことを発表。そしてこの度バーバラは新たに、次のボンドのジェンダーについて少しだけ触れた。
ノンバイナリーのジェームズ・ボンド誕生か

 「ノンバイナリー」とは、社会の中で作られる“女らしさ”や“男らしさ”といった社会的な性別である「ジェンダー」において、「男性」、「女性」という二元の考え方に当てはまらない人のこと。

 ポッドキャスト『Girlson Film』に出演したバーバラは、次のボンドがノンバイナリーになるかどうか尋ねられ、「誰にもわからない。つまり、(どんな選択肢にも)オープンだと思っている。
ただ、適切な俳優を見つけなければならない」とコメント。明言は避けたが、可能性は否定しなかった。

 バーバラはダニエルが演じたボンドについて、LGBTQ+である可能性を示唆する描写を劇中に入れることに熱意を燃やしていた。
今回の発言から、今後の『007』シリーズでは、ボンドのジェンダーについても新たなチャレンジをしていく可能性があると考えられている。

 ちなみに彼女は、次のボンド役俳優を見つけ始めるのは少なくとも2022年からだとも語った。(フロントロウ編集部)

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