不法残留の外国人を雇ったとして、警視庁は13日、名古屋市千種区の飲食関連企業「MMC」の実質的経営者の男(60)=同市=を出入国管理法違反(不法就労助長)容疑で書類送検し、発表した。法人としての同社も送検した。

 MMCは「台湾ラーメン」で知られる「味仙」の業務委託先。同庁は、MMCが東京・新橋で経営する店で違法に働かせていたとみている。

 愛宕署によると、送検容疑は、昨年8月〜今年3月、東京都港区の「郭政良 味仙」で、技能実習生の在留期間が過ぎたベトナム籍の20代の男をアルバイトとして働かせたというもの。実質的経営者の男は容疑を認め、「忙しさのあまり確認を怠ってしまった」と話しているという。

 警視庁鉄道警察隊が今年3月、ベトナム籍の男をパスポート不携帯の疑いで現行犯逮捕し、同庁が捜査を進めていた。

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