3歳児に「日本語しゃべれねえのか」 母子への不当聴取訴訟、東京都は請求棄却求める

3歳児ひとりに聴取

訴状などによると、女性は南アジア出身で、10年前に来日した。2021年6月、女性と3歳の長女が都内の公園で見知らぬ男性とトラブルになった際、男性から「ガイジン」「在留カード出せ」などと詰め寄られた。 仲裁に入った30代男性の証言によると、駆けつけた警察官が、長女に対して「お前がどうせ蹴ったんだろ」「本当に日本語しゃべれねえのか」などと追及していたという。 母子は公園で約2時間の聞き取りを受けた後、警察署への同行を求められ、署で再び聴取をされた。その際、女性と長女を引き離し、長女ひとりに対して最大5人の警察官が個室で聴取を行った。長女が泣き続けていることに耐えかねた女性が部屋に入るまで長女単独での聴取は続き、少なくとも10分以上にわたった。 さらに原告側は、同意していないにもかかわらず、氏名や住所、電話番号といった個人情報をトラブル相手の男性に対して警察官が提供したと主張。約3時間にわたる署内での聴取では、帰宅の要望も聞き入れられず、トイレに行くことも長女のオムツ替えも認められなかったことや、任意であることを説明せずに母子の写真を撮影されたとも訴えている。

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