長野県警は15日、警察官が制服姿のままコンビニエンスストアでの買い物を認める運用を始めた。
強盗や特殊詐欺などの犯罪を防止する狙い。

 県警警務課によると、休憩時間でも「仕事をさぼっている」と誤解されるなどとして、着替えたり、上着を羽織ったりするよう推奨していた。
今後は飲食物や衛生用品、文房具のみ購入を認める。

 長野市花咲町の「セブン―イレブン長野花咲町店」では同日、長野中央署若松町交番の男性警察官2人が、昼食の弁当とペットボトル飲料を購入。
巡査(21)は「ATM利用者やプリペイドカードの購入者に声をかけたい」と話した。

 2020年に県内のコンビニ店で起きた強盗や万引きなどの犯罪は501件で、前年から65件増えた。
同店オーナー(38)は「犯罪の抑止力になるので制服での来店はありがたい。これからも続けてほしい」と話した。

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