<日米開戦80年 戦禍の記憶>橋に刻まれた傷痕 永代橋(隅田川)焼夷弾直撃

隅田川にかかる永代橋。橋の真ん中辺りで紅林さんが「へこんでいるのが見えますか」と上を指さした。
目を凝らすと、両サイドのアーチを結ぶ梁(はり)のような上横構(うわよここう)に、へこんだ部分があった。
都庁で建設局橋梁(きょうりょう)構造専門課長を務めた紅林さんは
「焼夷弾(しょういだん)が当たった跡だと伝えられてきました」と説明。
約十万人が死亡した一九四五(昭和二〇)年三月十日の東京大空襲で焼夷弾が直撃した跡ではないか、
と指摘する。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/147492