ビートたけし(北野武)さんの下積み時代を描いた映画「浅草キッド」がNetflixで9日から独占配信されています。師匠の深見千三郎を演じた大泉洋さん、タケシを演じた柳楽優弥さん、監督・脚本を務めた劇団ひとりさんに、作品やたけしさんへの思いを語ってもらいました。笑いあり、涙ありの人情物語とは――。(文化部 川床弥生)
2021/12/14 09:08


 ――劇団ひとり監督の7年越しの思いが実現した作品だそうですね。

  ひとり  僕にとって、たけしさんは永遠の憧れ。お笑いは子供の頃からずっと好きだったけど、かっこいいと思ったお笑いはたけしさん。たたずまいからして色っぽい。でもどれだけしゃべっても、結局誰ともわかり合えない。ずっと一人で、孤独な感じがする。それは天才ゆえ。だから我々と話しているときは、目線を下ろしてしゃべってくれている気がする。本当はもっと高尚なところでしゃべりたいはず。その孤高な感じが魅力的だし、柳楽さんはその雰囲気を持っていると思い、お願いしました。

https://www.yomiuri.co.jp/culture/20211211-OYT1T50171/