アニメ『チェンソーマン』でも話題に ヒット作続出の制作スタジオ「MAPPA」とは?

 『週刊少年ジャンプ』(集英社刊)連載のダークヒーローアクション漫画『チェンソーマン』のアニメ化が2020年末に報じられ、原作ファンが大いに沸き立ったことは記憶に新しいが、アニメ化にあたっての制作スタジオがMAPPAということで、アニメファンからも大きな注目を集めた。

MAPPAとは、アニメ制作会社マッドハウスの取締役社長だった丸山正雄が、同社を退職したあと設立した会社の名前である。丸山正雄はマッドハウス時代に、『PERFECT BLUE』(1997年)、『千年女優』(2002年)をはじめとする今敏監督の一連の劇場用アニメや、細田守監督の『時をかける少女』(2006年)、『サマーウォーズ』(2009年)、片渕須直監督の『マイマイ新子と千年の魔法』(2009年)といった今をときめくヒットメーカーたちの代表作を企画・プロデュースしてきた人物だ。余談だが、アニメ業界の内幕を描いたテレビアニメ『SHIROBAKO』(2014年)に登場する、架空のアニメスタジオ“武蔵野アニメーション”の丸川正人社長は、丸山がモデルになっている。
https://realsound.jp/movie/2021/07/post-819118.html