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 れいわ新選組の山本太郎代表(47)が21日、国会内で会見し、来夏の参院選について、2人区以上の選挙区すべてに候補者を擁立する考えを明かした。野党間で共倒れになる恐れも出てくるが、「野党側で2議席くらいの迫力つくろうぜ」と意気込んだ。

【写真】れいわの美女議員・大石晃子氏

 この日、臨時国会は閉会し、通常国会は来年1月を予定している。山本氏は「次の国会は参院選も近いので、(与党は)やばい法案は踏み込んでこない。非常に安全運転で終わっていく」と予想。れいわも参院選での党勢拡大へ向け、既に候補者の公募を発表し、準備を進めている。

 山本氏は「13選挙区、ここから減ることはあるかもしれないが、希望としては2人区以上に必ず立てていく方針。チャンスがあれば1人区も」と話し、北海道、茨城、千葉、東京、埼玉、神奈川、静岡、愛知、京都、大阪、兵庫、広島、福岡の各選挙区では候補者を擁立する意向だ。

 既に内定している候補もいるとして、年内にも1次公認を発表したいという。一方、選挙区はどこも激戦は必至で、野党間でも衆院選と同じようにの共闘を迫られる場面も予想される。立憲民主党の泉健太代表は、野党間で調整を図りたいとしている。

 山本氏は「大阪4(人)の状況を鑑みた時、維新が2で自民、公明党が分け合う。『お前らが出すと他の野党が負ける』と弱腰の話があるが、だったら一生、世の中変わらない。野党側で2議席くらいの迫力つくろうぜという話」と野党勢を鼓舞した。

 れいわとしての戦い方についても「キレのいいカーブを投げられたりではなく、ストレートで何キロ出せるかが勝負。肩壊れるまで投球を続ける。それ、デッドボールでしょうという球をいかに多く投げられるかがカギ。あれだけストレートなヤツはおらんという戦い方を展開していくしかない。消える魔球とか持っていません」とド直球勝負で臨むとした。