ホンダが軽自動車ユーザー1000人を対象に、「軽自動車の機能やイメージに対する変化」についての調査を実施した。
その結果、全体の96.7%が10年前と比較して「安全性能が向上した」と感じていることが分かった。
10年前と比較して軽自動車のイメージが良くなったと思うか聞いてみると、こちらも94.4%が「イメージが良くなった」と答えた。
現在の軽自動車のイメージについては、「運転しやすい」(60.4%)という回答が最も多かったほか、
「燃費がよい」(57.4%)、「車内空間が広い」(52.8%)、「実用的な」(41.7%)、「安全性能が高い」(33.7%)といった声が上位にあがった。
一方、10年前のイメージを聞くと、「車内空間が広い」は6.8%と低く、この10年で46ポイントも評価を伸ばしていた。
この10年で評価の伸長率が最も大きかったのが「安全性能」。10年前は最下位の3.9%だったが、現在は33.7%と8.64倍に伸長し、高く評価されていることが分かった。
軽自動車を運転中にもう少しで事故を起こしそうになってヒヤリとしたりハッとしたりする、いわゆる「ヒヤリハット経験」について尋ねた。
その結果、全体の61.8%が「経験がある」と答えた。また、運転中に「車に装備された安全機能があって助かった経験」を聞いてみると、4人に1人が「助けられた」(24.2%)と回答した。
具体的な経験を聞くと、「前の車が急ブレーキを踏んだ時に音で知らせてくれて間に合った」(36歳女性)、
「オーディオ操作時、思ったより左側に寄っていて車線逸脱防止システムによって逸脱せずに済んだ」(46歳男性)といった声が寄せられた。
自動車を購入する際、車の安全性能を重視するか尋ねると、全体の94.9%が「重視する」と答えた。
安全性能を高められると思う理想の軽自動車の機能は、「追突防止」(75.4%)が最も多く、次いで「アクセルとブレーキの踏み間違いの防止」(65.9%)、「バックカメラ」(56.0%)と続いた。
今回の調査は、18歳以上70歳未満の軽自動車ユーザー男女1000人(男女各500人)を対象にインターネット上で行った。調査期間は10月22〜26日。
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2112/20/news062.html