「インフレが起きているけど財政出動が必要」 ノーベル賞経済学者ら17人がそう主張する理由 [441298751]
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極めて興味深いことに、ノーベル経済学賞を受賞した経済学者17人(注)が公開書簡を発出し、インフラ整備やクリーン・エネルギー開発、研究開発や教育などに対する積極財政を支持している。
そこには、こうした積極財政こそが「長期のインフレ圧力を緩和する」と書かれている。
一方、日本の財政再建派の経済学者は、インフレが起きるのを恐れて、積極財政を否定し続けている。
それとは対称的に、この17人のノーベル経済学賞受賞者たちは、インフレを懸念するからこそ、積極財政を求めているのだ。
(注)ジョージ・アカロフ、アンガス・ディートン、ピーター・ダイアモンド、ロバート・エングル、オリバー・ハート、ダニエル・カーネマン、エリー・マシュキン、ダニエル・マクファーデン、ポール・ミルグロム、ロジャー・マイアソン、エドマンド・フェルプス、ウイリアム・シャープ、ロバート・シラー、クリストファー・シムズ、ロバート・ソロー、ジョセフ・スティグリッツ
https://diamond.jp/articles/-/291329?page=2
現在のアメリカのインフレの原因が、供給の制約にあることは、明白である。
具体的には、港湾のキャパシティの逼迫などによる物流の混乱、半導体の供給不足、原油高などである。
こうした供給の制約は、需要の回復とは違って、好ましいものではない。したがって、現在、アメリカで問題になっているインフレは、「コストプッシュ・インフレ」だと判断してよいであろう。
だとすると、インフレ対策として、財政支出の抑制や金融の引き締めによって、需要を供給の水準にまで引き下げようとするのは、失策となる。
それは、短期的には不況や失業の増大をもたらし、長期的には、供給能力を高めるための投資を減退させる結果を招く。要するに、経済が成長しなくなるということだ。
したがって、供給の制約を緩和し、「コストプッシュ・インフレ」を解消するような政策を講じるべきである。
具体的には、物流のキャパシティを拡大するためのインフラの整備、半導体の増産、クリーン・エネルギーの開発、そして生産性の向上などである。
そして、そのためには、先ほど言った通り、大規模・長期的・計画的な積極財政が必要になるのだ。 世の中には偉い経済学者が大勢いるのに、なんで日本の経済は良くならないの
「コストアップ・インフレ」の克服には、「積極財政」が不可欠
ただし、この場合の「インフレ」とは、あくまで「デマンドプル・インフレ」のことであることに注意しなければならない。
供給の制約に起因する「コストプッシュ・インフレ」の場合については、緊縮財政によって対応しようとするのは、適切ではないのである。
もちろん、「コストプッシュ・インフレ」の場合であっても、緊縮財政によって需要を縮小させ、供給の水準に一致させれば、確かにインフレは収まるのかもしれない。しかし、それは、縮小した供給の水準に合わせて、需要を縮小させる、すなわち、国民をより貧しくすることを意味する。
インフレを抑えるために国民を犠牲にするような政策は、悪手であろう。
「コストプッシュ・インフレ」の原因は供給の制約にあるのだから、その対策は、供給の制約を緩和するような政策でなければならない。
例えば、石油危機であれば、新規の油田開発や石油に代わるエネルギーの開発が必要になろう。食料危機であれば、食料生産の拡大が必要であろう。より短期的に効果を上げたければ、エネルギーや食料に関する課税や関税を軽減するという方法も考えられる。
あるいは、徹底的な合理化によって効率性を高め、生産性を上げることで、供給制約を緩和するというのも、有力な対策である。特に、抜本的に生産性を上げるためには、交通、通信、電力などのインフラの整備、研究開発、人材の育成などが必要であろう。
しかし、上記に挙げた対策のうち、石油代替エネルギーの開発、食料生産の拡大、インフラの整備、研究開発、人材の育成などは、大規模・長期的・計画的な公共投資、あるいは民間投資に対する助成・支援がなければ困難であろう。
要するに、これらの「コストプッシュ・インフレ」を克服するためにもまた、結局のところ、積極財政を必要とするということである。
もちろん、その積極財政は、供給能力が完成するまでの間は、投資需要を拡大するから、インフレをさらに高進してしまうリスクはあるだろう。
しかし、そういうインフレ・リスクを回避したければ、低インフレであった間に、公共投資を拡大しておくべきだったのだ。
だが、それをやっていなかったのなら、インフレ・リスクを甘受するしかあるまい。
「コストプッシュ・インフレ」を克服するためには、供給能力の拡大が不可欠であり、供給能力の拡大は、投資なくしては不可能だからだ。 金融市場に流れるマネーの量を調節する必要がある
なんせほっとくとバブルになるから
バブリーwwwwwwwwwww いやほんとその通り
コストプッシュインフレ時に積極財政やめるとむしろ逆効果なんだよ、供給不足が原因なんだから
供給上げること金使わないと >>1
違うぞ
俺らにお金が行き渡ると悔しいからってだけだぞ コストプッシュインフレの場合、供給を増やすような政策を考えるっていっても政策で
できることは短期的にはほぼないんじゃないかね。 日本でコストプッシュインフレ解決しようとしたら、円高に舵を切るしかないやろ そもそもインフレという言葉で一括にして
何でインフレが起きてるのかを考えてない奴らが多すぎるんだよ
コロナが原因で起きてるインフレを何で経済政策で解消出来ると思ってるんだ >>15
コストプッシュインフレにも要因はいろいろあるからな
今回は原油高と輸入物価の高騰だから円高にすれば内外価格差が解消されてある程度は緩和される ただし日本が円高で購買力が増すと、他の国の需要と相まって益々インフレ傾向に拍車をかける虞もある シムズやソローがいてクルーグマンが署名してないのはなんか意外 サプライサイド経済学とかMMTレベルで電波な上に歴史上すべて失敗して成功した事例がないのに
30年おきくらいに耄碌した老害経済学者が主張するから、真に受けちゃダメ
というかMMTもサプライサイド経済学もニューケイジアンについていけなくなった、終わったケイジアンによる同根 >>21
よし間違いない! キチガイだわ
あぼーん ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています