大雪で倒木のJR山陰線、乗客30人が列車内で年越し…迎えの車などでほぼ全員帰宅

京都府内のJR山陰線で31日夜、大雪の影響とみられる複数の倒木が発生し、園部―福知山駅間で3本の列車が停車した。園部駅に止まった列車の乗客は1日未明までに全員タクシーで帰宅するなどしたが、福知山、下山両駅では計約30人が列車内で一夜を過ごした。

 下山駅では、JR西日本福知山支社の社員らが、列車内に残った乗客約15人にお茶やおにぎり、カイロ、毛布を配った。乗客は窓に寄りかかって眠るなどし、迎えの車が来ると、疲れた様子で帰宅した。同支社の担当者は「年の瀬にこうした事態になり申し訳ない」と話した。

 同支社によると、1日午前9時時点で、福知山、下山両駅に停車した列車内の乗客はほぼいなくなった。

 1日は終日、園部―福知山駅間で運転を取りやめる見通しで、同支社は倒木の除去や架線の点検を行う。

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