中国、顔面認識まで活用してゲーム制限…未成年者のアクセス時間9割減
金・土・日、各曜日1時間ずつに限りアクセス可能
http://www.chosunonline.com/m/svc/article.html?contid=2022010180009

 中国政府が、青少年のゲームアクセスを
金曜・土曜・日曜および法定公休日限定として1日1時間に制限する強硬な「ゲーム制限令」を下したことにより、
青少年のゲームアクセスが昨年より90%も減ったという。
中国最大のゲーム会社テンセントが明らかにした。
中国当局がゲーム運営会社に対し前例のない圧迫を加えると、
各社は青少年のアクセス時間を制限しようと、顔面認識技術まで動員している。

 香港紙「明報」が先月27日に伝えたところによると、テンセントは最近発表した統計で、
中国当局が昨年8月末にゲーム中毒防止対策を施行した後、
9月の中国全体のゲームユーザーのアクセス時間中、
未成年者が占める割合は前年の6.4%から今年は0.7%に減ったという。
アクセス時間とユーザー構成が同じだと仮定した場合、未成年者のゲーム利用時間は89%も減ったことになる。

 中国政府は昨年8月末、未成年者は月曜から木曜まではオンラインゲームにアクセスできず、
金曜・土曜・日曜と公休日にのみ午後8時から9時まで、1日1時間のみ利用できるとする政策を発表した。
中国は2019年に、未成年者の場合平日は1日90分、
公休日には1日3時間までに限ってゲームができる、という規則を発表したが、今回規制を一段と強化したのだ。
青少年が借り物のIDでゲームをする事例が発覚すると、
中国共産党中央宣伝部はテンセントなどゲーム会社大手を集めて叱責(しっせき)し、対策の整備も要求した。

 テンセントは、青少年のアクセスを制限するため顔面認識機能を導入し、
未成年者保護担当の責任者を任命している、と明かした。
また、青年少年にゲーム接続アカウントを貸している企業を告訴する、とも表明した。

 ゲームアクセス制限は今回の新年の連休にも適用される。
テンセントは先月26日、ソーシャルメディア(会員制交流サイト)を通して
「中国の新年連休(1月1日−3日)中、青少年ユーザーは午後8−9時、1日1時間ゲームができる」と案内した。