この1年で軽油は23%、ガソリン燃料は15%も値上がりしました。
燃料価格の内訳は原価30〜35%、輸送費8%、燃料税や付加価値税(VAT)が56〜60%を占めています。
燃料税を引き上げられるとさらに運転手の負担が増えてしまいます。
仏政府は2040年までにガソリン車、ディーゼル車の販売を停止する方針です。
電気自動車に買い替えると最高6000ユーロを補助しますが、電気自動車は安くても2万ユーロもするのです。
マクロン大統領の「(軽油やガソリンを買うお金がなければ)電気自動車を買えばいい」という発言は今や、
最後の絶対君主ルイ16世の王妃マリー・アントワネットの「パンがなければお菓子を食べればいい」という言葉に比せられています。

「エリートが地球の終わりを語る時、僕たちは月末に苦しんでいる」
https://news.yahoo.co.jp/byline/kimuramasato/20181204-00106489