新型コロナウイルスの水際対策が続き、来日できない外国人留学生が不満を募らせている。
「なぜ日本だけ受け入れないのか」「学習の遅れや今後の就職活動が心配」。
母国で足止めを強いられる若者が不安を口にするなか、将来の国際交流への悪影響を懸念する声も強まる。

大学から留学を止められたのは20年春、21年春に続き3度目だ。
「ミネソタ大には日本の複数の大学から交換留学生が来ている。
日本政府がなぜ受け入れないのか疑問で、この措置には大変いらだちを感じる」と話した。

大阪大国際教育交流センターの近藤佐知彦教授は「日本が規制を続けている間、既にかなりの留学生が、
受け入れを続ける韓国などに流れた。将来、日本に来る留学生数が大きく減ることを懸念している」と指摘する。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE065KS0W2A100C2000000/