ケニアKFCでポテト品切れ、国産イモ不使用発覚で不買運動

ケニアで、米ファストフード大手ケンタッキーフライドチキン(KFC)の不買運動が起きている。フライドポテトが品切れとなったことで同チェーンがケニア産ジャガイモを使っていない事実が発覚し、ツイッターユーザーの怒りを買った。

 KFCは3日、「フライドポテトは大好評につき品切れとなりました。申し訳ございません!」とツイート。代わりとなる商品を宣伝した。
 KFCの東アフリカ地域の統括責任者ジャック・トイニッセン氏は現地紙ビジネス・デーリーに対し、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)による国際物流の混乱が原因だと説明。コンテナ1個分のジャガイモが今週到着し、品切れは解消される見通しだとした。

 しかし、KFCが地元農家からジャガイモを仕入れていないと認めたことで、ツイッターで国民から批判の嵐が巻き起こった。ケニアは現在ジャガイモの収穫期に当たり、在庫がだぶついている。
 トイニッセン氏は「全仕入れ先がグローバルな品質保証プロセスを通過する必要がある。消費者の安全を保証するためには、たとえ品切れになろうとプロセスを無視することはできない」と釈明した。

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