右利き・左利きは幼少期に決まる 魚の実験で富山大などが確認:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/sp/articles/ASQ1G44W7Q1GULBJ005.html

 チームは、東アフリカのタンガニイカ湖に生息し、他の魚のうろこをはぎ取って食べる鱗(りん)食魚に注目。獲物に後ろから近づき、横から回り込むように襲いかかって鱗をはぎ取る際、個体によって襲いかかる左右の側が決まっていることが知られていた。

 この魚には、生まれつきあごの右側が大きいものと、左側が大きいものがいる。これまでの研究で、生まれて初めての鱗食では左右どちらからも襲うが、経験をつむと、右あごが大きいものは獲物を右側から襲い(右利き)、左側が大きいものは左側から襲う(左利き)ようになることが分かっていた。ただ、成長過程のどの時期でも利きが身につくのかといった、時期は不明だった。