韓国の経済成長率、24年ぶりに日本を下回る

 今年の日本の経済成長率が通貨危機以来24年ぶりに韓国を上回るとの公式予想が示された。
両国の中央銀行による経済成長率の予測値は日本が3.8%、韓国が3.0%で、
日本が0.8ポイント上回っている。
韓国の経済開発が本格化した1970年以降の50年余りで
日本の経済成長率が韓国を上回ったのは第1次、第2次オイルショックに直面した1972、80年と
通貨危機当時の98年の3回だけで、いずれも国際経済に巨大な衝撃が走った場合に限定される。
今年は世界経済に大きな危機がなく、コロナ禍から回復している状況にあり、
両国の成長率が実際に逆転すれば、大きな波紋を広げると予想される。

■予測値日本3.8%、韓国3.0%
 日本銀行(中央銀行)は16日に公表した「経済・物価情勢の展望」で、
2022年度の実質国内総生産(GDP)成長率見通しを3.8%とした。
昨年10月時点の2.9%を3カ月後に0.9ポイント引き上げた格好だ。
これに先立ち、韓国銀行は昨年11月、韓国の22年の成長率を3.0%と予測している。

 21年の成長率はまだ集計されていないが、予測値は韓国が4.0%、日本が2.8%で、韓国が1.2ポイント上回っている。

わずか1年で日本の成長率が韓国を0.8ポイント上回る逆転現象が起きるとの見方だ。
無論あくまで予想値なので、経済状況によって変動する余地はある。
しかし、最も厳しく成長率を予測する中央銀行の数字で0.8ポイントの差が出るというのは、
実際に両国の成長率が逆転する可能性が高いことを意味する。

 成長率見通しを大幅に引き上げた理由について、
日銀は「新型コロナによるサービス消費への下押し圧力や供給制約の影響が和らぐもとで、
外需の増加や緩和的な金融環境、政府の経済対策の効果にも支えられて、回復していくとみられる」と指摘した。
http://www.chosunonline.com/m/svc/article.html?contid=2022011980004

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