バイト代と年金では月12万円だけど…山谷のドヤに暮らす男性が月25万円を稼げるカラクリ

「みんなそうやって炊き出し回って生活してるんだよ。
向こうにベラベラ喋っている奴がいるだろ。アイツは生活保護歴五十年。
全部の炊き出しを回ってるぞ。
生活保護を受けてると都営電車と都営バスが全部タダで乗れるからな」

その男もよく喋るので炊き出し界隈では「九官鳥」と呼ばれており、
自分でノートにまとめた炊き出しスケジュールを常に持ち歩いている。
「今日本にある炊き出し情報としてはこれが最強だと思っている」

生活保護を受けながら山谷のドヤで暮らしているという。
被保護者は年間で六十枚、行政から銭湯の入浴券が交付される。
それらを昔からの人脈を使ってかき集めているのだ。

二人は、年金をもらいながらダンボール手帳(※)の仕事と
シルバー人材派遣の仕事(月約十万円になるという)もこなし、
その上で生活保護(現金書留でもらっている)を満額受給しているという。

「少なくとも虚偽申告をしているということにはなるでしょう。
そもそも生活保護を受給している場合、収入があれば申告をしなければいけない。
法の抜け道という話ではなく、ただ単にルールを破っている(=収入の申告をしていない)ことが見つかっていない、というだけの話のように思えます」
「いえ、収入の申告は義務です。そのため、そこはある程度、“収入があった被保護者は申告をする”という性善説によって成り立っています。全員の生活実態を隅々まで把握することは不可能です。」

https://news.yahoo.co.jp/articles/869e649542462415f94026586a4c568c6b6b120f?page=3