カブスやヤンキースなどで通算13勝を挙げ、14年に楽天に所属したセルジオ・ミトレ(40)がメキシコ・コアウイラ州上級裁判所から女児暴行殺害の罪で懲役50年と6万6429ドル(約760万円)の損害賠償を命じられた、と英紙デイリー・ミラー電子版が24日までに伝えた。
同紙によると、ミトレはメキシカンリーグに所属していた20年7月12日に元交際相手(16)の女性の1歳10カ月の娘に性的暴行を加えて殺害(年齢はいずれも当時)。メキシコ・
コアウイラ州当局は死因を腎動脈出血による乏血性ショックと結論づけた。また、元交際相手の証言では、妊娠が判明すると、資金的援助を拒み、妊娠4カ月目には中絶を強要したという。
米ロサンゼルス出身のミトレは01年ドラフト1巡目でカブスに入団し、03年7月にメジャーデビュー。マーリンズ、ヤンキース、ブルワーズを渡り歩き、8シーズンで通算203試合、23勝30敗、防御率4・21。12年以降はメキシコでプレーし、14年には楽天と育成契約を結んだが、一軍での登板はなく、1シーズンで退団。17年にメキシカンリーグに復帰した。