第312条
上告は、判決に憲法の解釈の誤りがあることその他憲法の違反があることを理由とするときに、することができる。
上告は、次に掲げる事由があることを理由とするときも、することができる。

一  法律に従って判決裁判所を構成しなかったこと
二  法律により判決に関与することができない裁判官が判決に関与したこと
二の二 日本の裁判所の管轄権の専属に関する規定に違反したこと
三  専属管轄に関する規定に違反したこと
四  法定代理権、訴訟代理権又は代理人が訴訟行為をするのに必要な授権を欠いたこと
五  口頭弁論の公開の規定に違反したこと
六  判決に理由を付せず、又は理由に食違いがあること

高等裁判所にする上告は、判決に影響を及ぼすことが明らかな法令の違反があることを理由とするときも、することができる。

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