お産がスムーズに行えなくなった時、人工的に陣痛を強めるための薬が「陣痛促進剤」。
厳重なチェックのもとに使うことで、お産を安全にコントロールでき、赤ちゃんと母親の命を救うことにつながる…しかし、悲劇は起きてしまった。

2017年8月、神奈川県内の産婦人科で陣痛促進剤を使用し出産した美沙さんは、その後、出血多量の末、亡くなった。

美沙さんの妹:
最初に抱っこしたかったはずなのに、抱っこできないまま…
美沙さんの夫:
向こうから「心臓止まっちゃっているけど、びっくりしないでね」と簡単な口調で言っていたのが、今でも鮮明に残ってました。
美沙さんの遺族は、陣痛促進剤が適切に投与されなかったうえ、止血など適切な処置が行われなかったとして、4月3日、病院側に対し、約1億4200万円の損害賠償を求める訴えを起こした。
https://www.fnn.jp/articles/-/1774?display=full