10ターン以内に倒すと仲間になる!?『ドラクエV』地獄の帝王エスタークが生み出した都市伝説

ァミコン『ドラゴンクエストIV』で初登場したエスタークは、1992年にスーパーファミコンで発売された続編
『ドラゴンクエストV』で再登場し、都市伝説めいた全国レベルのムーブメントを引き起こした地獄の帝王です。

『DQV』のエスタークはゲームクリア後でなければ入れない隠しダンジョンの最深部で眠りについており、
話しかけると戦闘に突入。ラスボスである大魔王ミルドラースをしのぐ強さを持ちますが、
倒すと冒頭のセリフのように撃破にかかったターン数を口にしながら消滅します。
とはいえ、完全に滅ぼすことはできないのか、ダンジョンに出入りするたびに何度でも戦えるようになっています。

そして、当時のプレイヤーたちの間で、いつしかこんなウワサが飛びかいはじめたのです。
「知ってる? エスタークを10ターン以内に倒すと仲間にできるぞ!」と。

結論からすると、これはまったくのデマでした。しかし、まだインターネットがない時代であるにも関わらず、
このウワサはほぼ全国のゲーム少年が耳にしたのではないかと思います。
また、「8ターン以内」、「5ターン以内」などと、仲間にするためのターン数には若干の地域差があったようです。
今回は、なぜこの噂がここまで広まったかを考えてみたいと思います。
https://www.inside-games.jp/article/2022/01/30/136527.html